平成 26 年 6 月 28 日(土)北信越ブロック ( 石川・福井・富山・新潟・長野 ) の柔道の猛者たちが 5 年に一度の地元開催の石川県立武道館に、八連覇をめざす石川県を打倒するべく集結。会場は凄まじい熱気に包まれた。午後 1 時 30 分、テーマ曲が流れ選手が入場整列。観客も含め国歌斉唱が行われた。
阿部松雄ブロック会長挨拶の後、当県木山時雨会長が歓迎の辞を述べ、石川県チーム畠山太輔会員が気迫のこもった選手宣誓を行った。試合に先立ち(取)北浦健司六段、(受)丸田克幸六段による演武「五つの型」が厳粛に執り行われた。
午後 2 時いよいよ試合開始、西川典孝監督率いる北信越西部の石川県は第一試合福井県戦 2 − 1 、第三試合富山県戦 3 − 0 で制し決勝戦へ駒を進めた。北信越東部長野県は第二試合新潟県戦 1 − 1 、代表戦となりこれを制した。
決勝は 8 年連続石川対長野因縁の対決となった。石川県先鋒畠山選手は本調子と言える状態ではなかったが佳く敢闘精神を発揮し引き分けた。
真捨て身技「隅返し」、「内股」といずれも一本勝ちで波に乗る次鋒田中選手は強烈な圧力と先手、先手の攻めを見せ、試合巧者の相手選手に優勢勝した。
中堅城寶選手はいつもながらの力強い安定感のある試合運びで怪力を誇る相手選手に優勢勝を収めた。
副将小倉選手は気合充実、内股、足払い、払い腰と厳しく技を連発し相手選手はたまらず膝をつきこれまた優勢勝となった。
大将北浦選手は一瞬の勝機をつかみ渾身の力を振絞り相手を圧倒、見事「袈裟固め」にて一本勝ちを収めた。八連覇に華を添える石川大将の意地を見せた勝利であった。
なお、決勝戦前に鶴来坂田道場の(取)松村拓、(受)渕田基矢両君による少年の演武「投げの型」が行われ、会場から盛大な拍手が送られた。
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